良い睡眠をとるためにはどんなことに意識すればよいのでしょうか?
先ほどご紹介した良い睡眠の4か条に基づき、
良い睡眠をとる方法についてご紹介させていただきます。
3-1 ベッドに入って15分以内に眠れない方
・睡眠前に温かい飲み物を飲む
温かい飲み物を飲むと内臓が温まり、
その後体温が下がり始める時に自然な眠気を促すことができます。
睡眠前に白湯や生姜湯、カモミールティーなどノンカフェインの温かい飲み物を飲むことで副交感神経が優位になり、寝つきが良くなります。
寝酒としてアルコールを摂取する方もいらっしゃいますが
一時的に眠りにつくことができても睡眠が浅くなると言われています。
またアルコールは利尿作用があるので夜中にトイレに行きたくなり
眠りを妨げる原因にもなってしまいます。
・睡眠前にスマホを触らない
ベッドに入ってからもスマホをいじる方も多いと思います。
しかし睡眠前にブルーライトの光を浴びると交感神経が優位に働いてしまい、
スムーズに睡眠に入る妨げをしてしまいます。
つい寝る時間の直前までスマホを触りたくなってしまいますが
良い睡眠をとるために意識していただければと思います。
3-2 夜中に目覚めてしまう方
・室温や湿度、光などを調整する
室温が暑すぎたり寒すぎたりして体温調節がうまくできなかったり
湿度や光など睡眠環境が整っていないと睡眠中に目が覚めてしまう事もあります。
夏や冬はエアコンなどを使って室温や湿度を調節し、
部屋の明るさは不安にならない程度になるべく暗くして
夜中に起きてしまう事がないよう工夫しましょう。
・自分に合った寝具を選ぶ
ご自身の身体に合った寝具を使用していないと熟睡できない原因になります。
特に意識していただきたい寝具が枕とマットレスになります。
枕は高すぎても低すぎてもよくありません。
ご自身の頭から首の形に合っているか、
寝返りがしやすいかなど枕選びにはコツがあります。
高さの平均として男性は5~6cm、女性は3~4cm程度が良いと言われています。
ご自身にどんな枕が合うのか分からないという方は
寝具専門店などで専門家に相談していただくのもいいかと思います。
3-3 寝起きが悪く疲れが残ってしまう方
・就寝時間の3時間前には夕食を済ませる
食事後は消化活動が行われるため、内臓が活発に動いています。
食事後すぐに寝ようとすると眠りが浅くなり疲れが抜けにくくなります。
12時に眠る方の場合9時までには食事を済ませ、
消化活動が終わってから睡眠に入れるように意識しましょう。